オフタイム活用でビジネスにパワーを都心の名所を巡る東京ブレジャー 家康ゆかりのオアシスへ キービジュアルオフタイム活用でビジネスにパワーを都心の名所を巡る東京ブレジャー 家康ゆかりのオアシスへ キービジュアル

出張の機会を活用しビジネスにパワーを

都心の名所を巡る東京ブレジャー
家康ゆかりのオアシスへ

ビジネスとレジャーを掛け合わせた「ブレジャー」は、出張先で滞在を延長するなど、ビジネストリップの機会を活用し滞在地で余暇時間を楽しむ新しい旅のスタイル。出張者にとってはリフレッシュやモチベーション向上などの効果が、企業にとってはイノベーション創出や有給休暇の取得促進などの効果が期待できるとして注目されている。打ち合わせやイベント参加などを目的に出張で訪れる機会の多い東京も、探訪しがいのある巨大な街。そこで本稿では、都内に多々あるビジネスに効きそうな名所のうち、「徳川家康」をテーマにいくつか紹介する。次のビジネスに向けたパワーチャージや気を張り続けたビジネスからのリフレッシュなど出張前後の滞在を延長して得られた余暇時間には、東京ブレジャーを存分に楽しんでいただきたい。

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“出張先で余暇を楽しむ「東京ブレジャー」 イメージ0

(写真)芝公園より東京タワー、増上寺方面を望む。

出張前後の余暇でリフレッシュ

東京ブレジャーの出発地としておすすめしたいのは、東京駅やオフィス街に近く、江戸の中心だった皇居の附属庭園、皇居東御苑(千代田区千代田1-1)。約21万平方メートルの園内には、天守焼失の後に江戸城のシンボルになったとされる富士見櫓(やぐら)をはじめ、江戸の歴史を感じさせる見所が多い。
江戸城天守閣は、1657年の明暦の大火で焼失した後は再建されず、現在では広大な芝生地に本丸跡の石垣のみが残っている。また、その芝生地を囲むようにバラ園や竹林、桜の島、野草の島など四季折々の景観が楽しめるリラクゼーション・スポットもある。都心部にいることを忘れるほど広々とした緑地の皇居東御苑は、歴史に思いを馳せながらゆっくり散策するにも、気分転換やリフレッシュにも適した名所である。
皇居東御苑の出入門は3カ所あり、中でも地下鉄のターミナル駅である大手町駅に近い大手門が便利。だが、江戸時代の木橋の姿を残す平川橋を渡った先の平川門、江戸城一の高さを誇る石垣「平川壕」を脇から見られる北桔橋(きたはねばし)門を通るのも一興だ。

仕事運・社運向上のご利益に期待

次に紹介するのは、江戸城の裏鬼門にあたる南西方面、東京メトロ赤坂駅・溜池山王駅至近の日枝神社(千代田区永田町2-10-5)。元は江戸城内にあった川越山王社で、家康の江戸移転にあわせて「城内鎮守の社」となり、2度の遷祀を経て現在の地に移った。ここでは万物の成長発展・産業全般の生成化育を守護する大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀り、商売繁盛・社運隆昌を願う人々に敬われている。また、社殿前には大山咋神の使いとされる夫婦の神猿(まさる)像が鎮座。「勝る」や「魔が去る」への語呂合わせから、ご利益を求めて像を撫でる人も多い。
さて次は鬼門にあたる北東方面に足を運んでみよう。御茶ノ水駅から徒歩で行ける神田明神(正式名:神田神社、千代田区外神田2-16-2)は、730年に創建された江戸総鎮守だ。国土開発、殖産、医薬・医療に力を発揮するといわれる大己貴命(おおなむちのみこと、大黒天)と商売繁盛の神である少彦名命(すくなひこなのみこと、恵比寿天)、平将門命(たいらのまさかどのみこと)を祀っている。家康が関ヶ原の戦いの前に祈祷し、見事勝利したというパワーにあやかって、仕事運や社運向上のご利益に期待したい。
神田明神からさらに北東、上野駅の目の前の上野恩賜公園内にある上野東照宮(台東区上野公園 9-88)も都内屈指のパワースポットだ。家康の遺言により天海が開山したこの神社は、3代将軍家光が造営替えをして以来、江戸の大火や関東大震災、空襲などを免れ金色殿や唐門などが現存している。造営替えの際に全国の大名が奉納した灯籠は約250基も残っており、これこそ家康の強運の象徴といわれ、出世・勝利・健康長寿のご利益を求める参拝者が後を絶たない。

“出張先で余暇を楽しむ「東京ブレジャー」 イメージ5

家康のブランド戦略に触れる

徳川の象徴といえば三つ葉葵の徳川紋だが、その紋に似た三つ葉葵がみられるのは、都営地下鉄御成門駅・芝公園駅に近い増上寺(港区芝公園4-7-35)だ。家康には三つ葉葵紋に大変なこだわりがあり、他家による葵紋の使用を禁じただけでなく、御三家でも宗家とは少し異なる紋しか使用できなかったという。
希少性によって江戸の絶対権威の象徴となった三つ葉葵紋。徳川家の菩提寺となった増上寺のあちこちで見られる紋から家康のブランディング能力の高さを感じ取ってほしい。
3000人の僧侶が修行をしたとされる最盛期から15分の1程度の面積になった境内だが、家康が命名したとされる「黒本尊」(阿弥陀如来像)を祀る安国殿(開帳は特定日のみ)、歴代6人の将軍が眠る墓所(有料)、宝物展示室(有料)のほか、茶室やカフェもある。ゆったりとした時間が流れるこの寺で、心洗われる1日を過ごしてみるのもおすすめだ。

ブレジャーでビジネスにパワーを

家康が江戸にいたのは関東移封から16年、征夷大将軍任官から3年程度だが、それでもゆかりの地は都内各所にあり、紹介したスポット以外も興味深い。
部下や敵将をも気遣うことで人望を集めたといわれる家康。天下統一を果たした家康の偉業や威光に触れることでビジネスに新たなパワーが宿り、新発想が生まれイノベーションのスイッチが入るかもしれない。さらに、都会の喧騒を忘れさせる名所なら、気分転換や英気を養う効果も期待できそうだ。次に東京を訪れる際には、ぜひビジネスに効く名所に足を運ぶ行程を組み込んだ旅を計画してはいかがだろうか。

東京郊外のブレジャースポット武蔵国の総社 大國魂神社

家康が大いに崇敬したという神社。参道沿いの馬場大門欅並木は江戸開幕を祝して補植され、その名は家康が関ヶ原・大坂両陣の奉賽のため馬場を寄進したことに由来するという。最高樹齢約600年の欅が残る並木道から木々に埋もれるようにいくつもの社が佇む境内まで、荘厳かつ緑豊かな大國魂神社を訪れれば、疲れた心と体も癒やされるに違いない。
神社の隣接地には国司館(こくしのたち)跡・府中御殿跡が公園として整備されている。家康は健康維持や領内視察を目的に鷹狩を好み、その休憩所が「○○御殿跡」として各地に伝わるが、府中御殿もその1つである。
東京都府中市宮町3-1 府中駅から徒歩5分

取引先や同僚への土産におすすめ江戸の粋を今に伝える東京の名品

塩瀬総本家「本饅頭」

塩瀬総本家「本饅頭」

日本で初めて甘い餡入り饅頭を作った塩瀬は1349年に奈良で開業、1660年ごろに江戸に出店し江戸城御用達となる。「本饅頭」は家康の戦に際して献上、兜の上に供えたことから「兜饅頭」とも呼ばれる。
東京都中央区明石町7-14(本店)
大丸東京店ほか都内に5店舗

船橋屋「元祖くず餅」

船橋屋「元祖くず餅」

1805年に亀戸天神の境内で創業。良質な小麦澱粉を使い、黒蜜きな粉をかけて作ったくず餅が参詣客から人気を集めた。明治初頭の瓦版「大江戸風流くらべ」の甘いもの屋番付で横綱として紹介された。
東京都江東区亀戸3-2-14(本店)
東京駅構内ほか都内に21店舗

さるや「楊枝」

さるや「楊枝」

1704年に創業した楊枝専門店。江戸時代には楊枝屋が多く見られたそうだが、現在でも営業を続けているのは、さるやが日本唯一。現在でも黒文字の樹を使用し、職人が1本ずつ手作りしている。
東京都中央区日本橋室町1-12-5
東京メトロ三越前駅から徒歩5分

伊場仙 「江戸扇子・団扇」

伊場仙 「江戸扇子・団扇」

家康の入府とともに治水・土木工事のために江戸に移った三河職人が創業。後に江戸団扇の制作を始め、人気浮世絵師の版元となる。当時の伊場仙の絵は国内外の著名美術館にも収蔵。
東京都中央区日本橋小舟町4-1
東京メトロ三越前駅から徒歩6分

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