横丁好き必聴!新旧横丁のキーパーソンが語る横丁の作り方・楽しみ方
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東京の魅力発信プロジェクトの一環として、2025年1月17日に吉祥寺・ハモニカ横丁に隣接する吉祥寺PARCO8階にあるSkiiMa KICHIJOJIにてトークイベント「横丁好き必聴!新旧横丁のキーパーソンが語る横丁の作り方・楽しみ方」を開催しました。
この日は吉祥寺「ハモニカ横丁」の仕掛け人とも呼ばれる株式会社ビデオインフォメーションセンター代表の手塚一郎さんと、浅草「浅草横町」をはじめとする数々のネオ横丁を手掛ける株式会社Hi-STAND代表の戸田博章さんをゲストに招きトークを展開。テレビ東京「二軒目どうする?〜ツマミのハナシ~」にも出演するフリーライターでコラムニストの朝井麻由美さんをMCに迎え、横丁にまつわるさまざまなテーマが話されました。
新旧の横丁を手掛けるゲストが「横丁愛」溢れるトークを展開
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開場時間になると、トークイベントに当選された方々であっという間に会場が埋まるほどの人数が集まりました。来場者は、入り口で配っていたTokyo Tokyoアイコンが入ったオリジナルグッズを手にしています。
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会場の期待が高まったところで、MCの朝井さんとゲストの手塚さん、戸田さんが登場。昔ながらの横丁を手掛ける手塚さんと、革新的なネオ横丁を手掛ける戸田さんの「横丁愛」溢れるトークが進められていきます。
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戸田さんは昔ながらの横丁も好きだと語り、「昔はお酒を飲みながら人との出会いを楽しめたが、コロナ禍を経た今はコンテンツの要素が強くなった」と感じているそうです。
一方で手塚さんは、電気店を営んでいたが、焼き鳥好きが高じて飲食店を始めたのが横丁に携わるきっかけだったとのこと。今は新しい横丁を仕掛けることにも挑戦しています。
ゲスト2人の横丁に対する考え方などに触れた後、MCを含めた3人の好きな横丁や「東京の横丁」に関する展望についてのトークが繰り広げられました。
さまざまなエピソードが飛び出し、来場者の笑いに包まれたトークイベントは、大盛況のうちに幕を閉じました。
東京の横丁は、エリアによって雰囲気や文化が異なるのが面白い
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「横丁に注目したのは、これだけ海外からの観光客が増えているのに、日本でのインバウンド消費額が世界41位という低さに驚き、その原因の一つが夜に遊ぶ場所が少ないからだと知ったからです。横丁はナイトタイムエコノミーを活性化するために欠かせない日本の文化であり、現在も進化を続けているという点が、東京の魅力発信プロジェクトのテーマと合っているなと感じました」と語るのは、今回のイベントを主催した株式会社朝日新聞出版(以下、朝日新聞出版)の齋藤麻紀子さん。
「革新的な虎ノ門ヒルズの『虎ノ門横丁』では昔ながらの距離感を表現するために、さまざまな横丁を見て回り、通路を1.6m間隔に狭めています。また、室内にも関わらず“ひさし”を設置して昔ながらの雰囲気を再現しています。反対に、昔ながらの三軒茶屋の『三角地帯』では海外からの観光客向けにスナックツアーのような、新たな取り組みも行われています」と、朝日新聞出版の藤森洋介さんも語ってくれました。藤森さんは今回のイベントを機に、あらゆる横丁に足を運んだ際、企画の一つとして落語家林家正蔵さんから聞いた「学び中の人も、たくさん寄り道をしてる人も、いろんな人を受け入れてくれる場所。横丁は大人の予備校だ」という言葉が印象に残っているそうです。
同じく朝日新聞出版の堀綾子さんは学生時代から横丁によく足を運んでいたそうで、「東京の東と西、北と南でもまったく雰囲気や文化が違うのが横丁の特徴です。各横丁に設置した『東京の横丁マップ』を見て、いろいろな横丁を楽しんでいただけたらうれしいです」と思いを聞かせてくれました。
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これからも東京の横丁は「古き良き」を残しながら発展を続けていく
数多くのエリアに点在する「東京の横丁」。「ネオ横丁」といわれる新しい横丁が誕生し続ける中でも、多くのお店は「昔ながら」を大切にしています。
「AERA dot.」では、林家正蔵さんのエピソードも含め、さまざまな東京の横丁のコンテンツを配信中です。また、Instagramでも横丁の情報を発信しているので、まだ横丁へ行ったことのない人も横丁に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
- ◆「みんな楽しい!東京の横丁」Tokyo Tokyo×AERA dot. 公式サイト
- https://dot.asahi.com/ad/24111401/
- ◆「みんな楽しい!東京の横丁」Instagramアカウント
- https://www.instagram.com/tokyo_yokocho_walk/