You Never Know 「TOKYO」プロジェクト
東京の魅力発信プロジェクトの一環として、江戸の中心として栄え、今も独自の歴史が色濃く残り、新旧様々なカルチャーが折り重なりながらイノベーションを続けてきたYNK(八重洲・日本橋・京橋)エリアの魅力を伝える『You Never Know 「TOKYO」プロジェクト』を実施しました。
カルチャーメディア「YNKs」で発信する様々な文化体験や交流、 歴史文化資産などの情報と、セルフガイドできる多言語対応のイラストデジタルマップが連携し「TOKYO YNK MAP」を公開。また、より多くの人に街の魅力を楽しんでもらえるよう、YNKエリアにてデジタルサイネージ広告を展開しました。
伝統と革新が交差するYNKエリアの魅力を伝えるデジタルマップ「TOKYO YNK MAP」
東京駅八重洲口前に広がるYNKエリア(八重洲・日本橋・京橋)は、かつては江戸城の城下町として文化発展の起点となった地。今も当時から続く老舗が並ぶ歴史の街としての顔を持つ一方、数多くの上場企業が集まる国内有数のビジネス街としても知られています。
東京駅の東側に広がるYNKエリアの魅力を発信するのは、八重洲で創業して以来130年の歴史を持つ日本最古のデベロッパーである東京建物社。同社が運営するカルチャーサイト「YNKs」に公開されたデジタルマップでは、魅力的なスポットをデフォルメされたデザインで表現。利用者のGPSと連動させ、マップ上の自分がまるでYNKエリアの中に溶け込んでいるかのような体験を提供しています。
100カ所超のデジタルサイネージ広告展開で外国人観光客へPR
YNKsのデジタルマップのコンセプトは、古い歴史と最新技術の融合。1896年の創業以来YNKエリアに根差し続けてきた東京建物が持つ街とのつながりを、数多くのデジタルマップを手かげてきた株式会社Strolyの技術がマップ上に表現した点が特徴です。
デジタルマップから伝わってくるのはYNKエリアの温かさ。長い歴史を紡ぎ続ける老舗と呼ばれる数々の名店が、街をデジタルマップで表現するという新しい試みに参加しています。お店の前で笑顔を見せるのは、90年の歴史を持つ老舗料亭の若旦那。その周りを走るいくつもの通りを歩く人々の姿からは、街の活気が伝わってくるようです。
2024年11月初頭から1ヶ月間、YNKエリアにて100を超えるデジタルサイネージへ『You Never Know 「TOKYO」プロジェクト』の広告を展開。全面にYNKエリアの名所とデジタルマップをあしらったデザインで、外国人観光客への訴求にも力を入れています。
新旧が混じり合うYNKエリアの世界観を楽しんでほしい
「YNKエリアの魅力を知るほどにデジタルマップとの親和性を感じました。古い文化と最新の街並みのコラボレーションがとても魅力的。いろいろな要素が入り交じっているのに、とても歩きやすいのがYNKエリアの特徴なんです。街を知れば知るほど『ここでやらずにどこでやるんだ!』という気持ちが強くなったんですよ」と語るのは、本プロジェクトの仕掛け人であるStrolyの芽田さくらさん(写真左)。
プロジェクトをリードした東京建物の竹腰明香さん(写真右)は、「YNKは、最新鋭のオフィスビルの傍らに路地があるような新旧交わるエリアです。江戸城の城下町だった時代から続く、古き良きものと新しいものが融合するイノベーションを起こしてきた街。長い歴史の中で“Old Meets New”を繰り返してきた世界的にも珍しい文化の街だけがもつ世界観に触れてほしいですね」と新旧が共存する街の魅力を語ってくださいました。
「デジタルマップの作成には多くの街の方々に協力していただきました。デジタルマップはまだ発展途上であり、これからも拡充していくつもりです。マップ上にあるのは街が持つソフト。『ここに行けばこの人に会える』『ここなら何が見られる』という、体験とメディアのカルチャーミックスを育てていくのが目標です」と、エリア内の各店舗との接点となった東京建物の高津一晃さん(写真中央)も今後の展望について想いを聞かせてくださいました。
伝統と革新が混じり合うYNKエリアの魅力に触れる入口となるデジタルマップ。外国人観光客のみならず、国内の旅行客も新たな東京の魅力を発見するきっかけとなるでしょう。YNKエリアを訪れる際は、ぜひ、YNKsのデジタルマップを活用し、YNKエリアを散策し、“伝統”と“革新”の街を体感してください。
- ◆デジタルMAP
- https://tokyoynkmap.stroly.com/
- ◆YNKs公式サイト
- https://ynks.jp/