東京都公式観光PR隊“TOKYO Besties”の活動レポート
〜約7ヶ月のコンテンツ制作を経て学んだこと〜

東京都公式観光PR隊“TOKYO Besties”の活動レポート〜約7ヶ月のコンテンツ制作を経て学んだこと〜 キービジュアル東京都公式観光PR隊“TOKYO Besties”の活動レポート〜約7ヶ月のコンテンツ制作を経て学んだこと〜 キービジュアル

東京の魅力を世界の若者に発信することを目的に、2023年8月末に始動した本プロジェクト。
7ヶ月間にわたり9名の“TOKYO Besties”が魅力的に思う「東京」をSNS上で発信してきました。

本記事では、SNSコンテンツ制作のプロセスに加え、東京を代表する観光スポットでのワークショップを通じメンバーが東京の魅力を改めて体感した様子を紹介します。
また、3月17日に実施された振り返り会の様子もお届けします。
この会では、各自の投稿内容を改めて振り返り、取り組みを通じて頑張ったことや工夫したことを共有し合いました。さらには、SNSの影響力や未来について、活発な意見交換がなされました。

“TOKYO Besties”が行ったコンテンツ制作のプロセスは?

“TOKYO Besties”は、事務局のサポートを受けながら、各自でSNSコンテンツの企画、動画・静止画の撮影・編集、投稿文の作成・翻訳までを行いました。

<コンテンツ制作のプロセス>

  • ①投稿内容(スポット等)の企画:都内の人気観光スポットや自身のお気に入りの場所・体験などをピックアップし、投稿内容に係る企画案を作成
  • ②撮影のスケジュール調整:事務局スタッフのサポートを受けながら、撮影の許可取りやスケジュールを調整
  • ③撮影:編集をイメージしながら様々なシーンを撮影
  • ④編集:動画で何を伝えたいのかを明確にしながら編集
  • ⑤校正:事務局から動画構成のアドバイスや英文チェックのサポートを受け修正
  • ⑥投稿:事務局がInstagramの“TOKYO Besties”アカウントに投稿
  • また、今回のプロジェクト開始にあたり、人気インフルエンサー等によるSNS発信のコツや留意点、編集のノウハウなどを学べるワークショップが開催されました。“TOKYO Besties”たちはこのワークショップを通して、自分視点に偏った一方的な発信ではなく、世の中の需要を捉えながら情報発信をすることを学びました。これまでSNSでの発信や動画の編集等を行ったことがなかったメンバーも、ワークショップで学んだことを活かしながら、スムーズにコンテンツを作成することができるようになりました。

    さらに、英語のキャプション(見出し、説明文)づくりにもチャレンジするなど、“TOKYO Besties”の英語力が存分に発揮された投稿内容となりました。
    気になる投稿内容は、下記リンクをチェック!
    Instagram

    “TOKYO Besties”が、東京の魅力を普段とは異なる視点で体感

    12月10日、2回目のワークショップとして、浅草・かっぱ橋エリアにてフィールドワークを実施しました。
    その目的は2つ。1つめは「都内における地域の文化を学び、多角的な視点で東京の魅力を再発見すること」、2つめは「メンバー同士で意見交換を行いながら投稿作品を制作し、交流を深めること」です。

    まずは、東京を代表する観光スポットである浅草エリアに集合。隅田川を運行する水上バスが行き交うのを眺めながら、コンテンツ制作の方向性や役割分担について作戦会議を行いました。特に動画の構成については、どのような内容であれば東京の魅力が一番伝わるのか、世界の若者の興味を引くのかといった視点で熱い議論が繰り広げられていました!

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    その後、浅草の仲見世商店街と新仲見世商店街で動画撮影を行いました。メンバーが気になったいくつかのスイーツの路面店に足を運び、懐かしの味から、SNSで流行りのスイーツまで、実際に購入し、食べる様子を動画内で紹介しました。その際、初めて来た外国人観光客にも分かりやすいように、路面店の入り口の撮影をしたり、英文でお店の表記も入れたりするなど、メンバー同士が話し合って動画編集の工夫をしました。

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    その後、2組に分かれて浅草周辺とかっぱ橋道具街へ。浅草組は、浅草の街並みを一望できる「浅草文化観光センター」の屋上から投稿用の撮影を行いました。人混みが多いエリアでもあるため、展望台までの道順をわかりやすく動画内で紹介しました。周辺の建物、入り口の撮影、何階まで登れば展望台に行けるのかなど、初めて訪れる方でもすぐに場所がわかるように動画の編集を工夫しました。

    かっぱ橋組は、海外からも関心が高い和食の料理に欠かせない、高品質な日本製の包丁や調理器具、食器などがずらりと並ぶかっぱ橋道具街を散策しました。日本の食文化を支えるかっぱ橋道具街の魅力をさまざまなお店の紹介を通して発信しました。日本人の日常生活に欠かせない台所器具から包丁専門店まで、外国人が気になるアイテムを動画内で紹介。飲食店で目にする提灯やお店の看板をデザインする小売店なども見つけて、珍しいお店に興味津々でした!

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    たくさん歩き回って動画を撮影したあとその日のうちに編集作業を行いました。編集上の課題や悩み、疑問点はメンバー間で話し合い、協力して編集に励みました!

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    最後は、全員でかっぱ橋道具街の「元祖食品サンプル屋」で食品サンプルの制作を行いました。創業より91年、日本独自の文化として今でも根強く生活に溶け込んでいる食品サンプル。現在も、日本の職人たちによって作られ続けており、近年では海外の方にとても人気な体験イベントとなっています。 “TOKYO Besties” にとっても、日本が誇る職人技術や昔からの伝統を継承する大切さを改めて実感できる体験になりました。

    本プロジェクトでは、メンバー自ら東京のさまざまなスポットに足を運び、新たな魅力を体感してきました。改めて東京の古き良き伝統や、一からモノ作りをする過程の難しさや楽しさを実感し、それがそれぞれの思いのこもった発信へとつながりました。

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    振り返り会を3月17日に開催!

    振り返り会では、各自の投稿内容を取り上げながら、約7ヶ月間のプロジェクトを通しての気づきや学び、撮影・編集などコンテンツ制作において頑張ったことや工夫したこと、苦労したこと、反省点などを発表してもらいました。
    動画を投稿した分だけ “TOKYO Besties” のアカウントも成長していき、自分たちの投稿がどれだけインパクトを持つのか、SNSの影響力についてもディスカッションをしました。

    <メンバーの意見・コメント>

  • ・「人気のスポットだけではなく、自分自身も知らなかったスポットを発見できた」
  • ・「都会や下町のイメージだけではなく、東京には公園や寺社仏閣など、様々な魅力スポットが多く存在すると改めて認識できた」
  • ・「留学生と一緒に撮影に行ったり、楽しく活動ができた」
  • ・「Instagramを見た海外に住んでいる友達から連絡があり、また実際にフォローもしてくれていて嬉しかった」
  • ・「日本語、英語の文章の作り方、表現方法が学べて良かった」
  • ・「海外の人に伝わるような撮影や編集の仕方を勉強できた」
  • こうして、令和5年度“TOKYO Besties”の活動は無事に終了しました。
    今まで気付かなかった東京の魅力を発掘し、コンテンツとして仕立て、自分の言葉で発信する“TOKYO Besties”の取組み。メンバーがそれぞれの個性や持ち味を発揮し、海外の若者たちへ発信するリーダーとして、大きく成長しました。
    今後も“TOKYO Besties”のメンバーを起点に、東京の新たな魅力が多くの方々へ幅広く共有されていくことを期待しています。

    “TOKYO Besties” はこれからも東京の魅力を発信し続けますので、引き続き以下のアカウントをフォローしてチェックしてみてください!

    Instagram / YouTube