第三回 東京おみやげ制作者の声(前編)

職人技の光る伝統の品を現代にアップデートした様々な東京おみやげをご紹介いたします。

染めの技を使った上質な物作りを
世界に伝えたい

東京の観光にかかわる方々といろいろな形でお仕事をさせて頂いておりまして、そうした中でアイコンの存在を知りました。東京のおみやげとして、上質なものを皆さまにご提供したいという思いから、アイコンを利用したおみやげ作りをしてみようという気持ちになりました。外国人旅行者の方々には、東京の染めの技を使った最高の品質の物をご提供したいと思っております。東京ではこうした素晴らしいものが作り続けられているということが伝わると嬉しいです。

株式会社富田染工芸 共同企画商品

風呂敷ストール

市松七宝模様に刻まれた200年続く職人技

東京都の伝統品である「江戸切子」を世界に発信していく良い機会になると考え、アイコンを利用したいと思いました。アイコンを商品に使用したことで、手に取ってくださるお客様の幅が広がったように思います。商品制作において、見た目以上に手間と時間が掛かる市松紋様のデザインですが、今回はさらにその市松紋様の間に七宝紋様を施しており、職人の技術が詰め込まれた仕上がりになりました。外国人旅行者の方々には、おおよそ200年程前から続く江戸の「粋」な表現と地道に磨きあげた職人の「技」を、ぜひ手に取って体感して頂きたいと願っております。

有限会社ヒロタグラスクラフト 共同企画商品

江戸切子

伝統の組紐を現代に合う
3種のお土産にアップデート

組紐ブレスレットは、都知事に表敬訪問される方々へのお土産として用いられていたことがきっかけとなり、アイコンを利用した商品の製作に至りました。商品化までには、アイコンとの統一性を高めるために、組紐本体の幅やしなやかさの調整を繰り返しました。組紐はよく知られているように帯締めとして使用されるほか、現代に合った装飾としてのブレスレット、実用品としてのネックストラップ、贈答品としてのチャームストラップ等、伝統と革新が交差する東京で、さまざまに形を変えて進化しています。組紐の技術を昇華させたものづくりを外国人旅行者の方々には、体感して頂きたいです。

株式会社龍工房 共同企画商品

ネックストラップ / ブレスレット / チャーム

東京のガラス産業を世界に伝える
「究極の日本酒グラス」

東京都で作るガラス食器をより多くの方々に知ってもらえる契機になると考え東京おみやげプロジェクトに応募しました。
弊社の地場産業による究極の日本酒グラスセットにアイコンを使用することで、東京都でガラス食器が多く作られていることを日本の方々、そして世界の方々に知って頂ける機会となることを期待しております。また、日本酒をより楽しくよりおいしく飲んで頂きたいという想いでもあります。
世界の中でも最先端の都市でありながら、特に東東京は昔ながら地場産業が多い場所です。外国人旅行者の方々には、ぜひ今の東京の背景にある歴史を感じて頂きたいです。

廣田硝子株式会社 共同企画商品

日本酒グラス

「伝統と革新」を体現する三合枡三味線

お取引関係先からのご紹介で「Tokyo Tokyo」を知りました。当社の製品「SHAMIKO」は、伝統的な三味線を、現代生活にも合うスタイルに進化させたもので、まさに「伝統と革新」のコンセプトに合致することから応募しました。ブルー基調の「Tokyo Tokyo」のデザインに弦の赤が合うか心配でしたが、上手く溶け合いました。日本を代表する庶民の楽器を、多くの外国人旅行者に知って頂き、楽しんで頂けたら良いですね。運命の赤い糸のように作り手とお客様を繋ぐ赤い糸であってほしいと思っております。

株式会社セベル・ピコ 共同企画商品

三合枡三味線「SHAMIKO」

「むすばないふろしき」で伝える
日本文化の新たなカタチ

ふろしきの新たなカタチとして商品の展開を考えていたところ、取引先からアイコンの事を教えて頂きました。「むすばないふろしき【おつつみ】」という新しいスタイルは、海外の方にも使いやすく、また日本文化にもふれられるのでアイコンの方向性と合うと思い利用に至りました。スカーフやインテリア等、ふろしき以外の利用法も提案することで、多くの外国人旅行者におみやげとして手に取っていただいています。「大江戸文化」の伝統をベースにしながらも先端技術や革新的なアイデアを融合させ、絶えず新しい物を作り出すメトロポリタン「東京」は、世界でも比類ない文化都市であることを感じてほしいです。

株式会社ハリカ 共同企画商品

おつつみ

見て・聞いて涼しさを感じる
季節を楽しむ工芸品

以前からTokyo Tokyoの展開には関心があり、また東京おみやげプロジェクトが江戸川区在住の工芸社の販促・PRに良い機会だと考え、応募しました。「Tokyo Tokyo」のブランドカラー(特にブルー)を江戸風鈴の硝子球として使用したことで、今までにない涼しげなデザインの江戸風鈴になりました。目と耳からの感覚を通じて涼しさを感じる日本人らしい心を写す工芸品です。東京を訪れる海外からのお客様には、日本、そして東京の文化の一つ、江戸風鈴を通じて日本人の感性を感じ取っていただければ嬉しいです。

株式会社マイスタープロモーション
共同企画商品

江戸風鈴